2児の父は、休肝日200円積立てる

育児、お酒、お金などのことを気ままに発信。休肝日は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」に200円を積立てている。

投資信託に迷ったらeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

お酒好きの筆者は、お酒を我慢した日はその成果として、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」に200円積立てています。
この「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」ですが、もしも筆者が生涯で1つのファンドしか持つことができない縛りプレイ(?)をしたら、このファンドを選びます。
投資家からの評価も高く、Fund of the Year 2019にて1位に選ばれている優良ファンドです。
この記事では、性能面を中心に、筆者がeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を積立てている理由を書いていきます。

リンク記事:休肝日に200円積立てる減酒法

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eMAXIS Slim全世界株式の特徴

それでは、Fund of the Year 2019にて1位に選ばれているeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)について、その特徴を「投資対象」、「運用コスト」の観点から説明します。

『投資対象』

投資対象は名前の通り先進国も新興国も含んだ全世界です。
具体的には、2019年9月時点のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の投資対象は49カ国・地域にも及びます。
内訳は、先進国88.5%(23カ国・地域)、新興国11.5%(26カ国・地域)です。
最も多い地域は55.8%で米国、次いで7.3%日本となっています。
全世界と言っても経済規模の大きな米国が構成比率の大半を占めていますね。
ただ、もちろん中国も入っており(3.7%)、今後経済成長が見込めるインドやインドネシア等もちゃんと入っています。

なお、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の目的(運用方針)ですが、「日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動した投資成果を目指します」 とあります。
ベンチマークMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)。

『運用コスト』
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を含む三菱UFJeMAXIS Slimシリーズですが、運用コストが低いことで有名です。
eMAXIS Slimシリーズの大きな利点として、業界最低水準の運用コストを目指すことを公言しており、将来的にも低コストでの運用が期待できることが挙げられます。
実際に、年間コストは0.1144%で、運用コストが低いインデックスファンドの中でも最低水準といっていいです。
もちろん、購入や売却にも手数料はかかりません。

② 積立NISAでeMAXIS Slim全世界株式をメインにする価値はあるか

完全に有りです。
株式への投資はこれ1本でも良いくらいです。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に投資するだけで、世界の経済成長に連動して資産を増やすことができます。


③ 米国集中投資への疑念

米国はGAFAなど世界に大きな影響力を与える大企業を多数擁しています。
今後とも世界経済の中心にいる可能性が高く、投資先の第一候補に挙げられます。
2020年でいうとイラクなどの世界情勢不安や新型コロナウィルスなどの問題がある中、バンバン史上最高値を更新しており、その強さが目立っています。
・・・と書こうと思っていましたが、この1週間新型コロナウィルスでめちゃくちゃ下げていますね(12%くらい)。

筆者は今の下げは、これまでの上げ分の調整と悪材料の織り込みが重なっている一時的なものと思っています。
よくリーマンショックが引き合いに出されたりしていますが、リーマンショックとは全く別物ではないでしょうか。
リーマンショックのときは、米国引いては全世界の金融の価値が揺らぎ、一歩間違えればウォール街崩壊からの世界経済壊滅もあり得たような状態でした。
それに比べると、今回は乗り越えられると想定される天災であって、影響があるとしても一時的なものでしょう。

さて、ここから長期的な話をします。
現在最強企業を擁する米国ですが、今後も伸び続けるのでしょうか。
世界中の企業が米国に集まるため、今後も最強経済国で有り続ける可能性は大いにありますが、2050年のGDPでは米国はインドに抜かれ3位になると予想されています(1位は中国)。
長期的なスタンスで投資をする場合、ファンド解約時に世界経済が大きく変わっていることも考えられるため、現在強いという理由のみで米国集中投資をするのはやや疑念があります
長期的な環境変化という点で行くと、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は全世界を対象にしており、ベンチマークに合わせて構成比率が変更されるため、1地域に寄らない安定感があります。

いずれにしろ、米国は投資先の第一候補であることには変わらず、筆者も米国株を積立ててはいます。
ただ、米国集中投資への疑念から、先進国や新興国にも投資しています。
上述したように、色んなファンドに投資しなくても、シンプルにeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のみというのもありです。

④ 最後まで迷った別ファンド

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」への積立を決めた時、最後まで比較検討していたファンドがありました。
それが同じeMAXIS Slimシリーズの「eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)」です。
「オール・カントリー」と似た名前ですが、その違いとして、「3地域均等型」は日本33.3%、先進国33.3%、新興国33.3%と3地域が均等に組み入れられていることです。
「オール・カントリー」の構成比率のうち55.8%が米国でしたが、「3地域均等型」では22.9%まで下がっています。
米国は他でも積立てている筆者は、内容としては「3地域均等型」の方が面白そうだと思っていました。

では、なぜ「オール・カントリー」にしたのか・・・。
その理由は「3地域均等型」の純資産が15.8億円とやや規模の小さいファンドだったためです。
純資産の基準は明確なところはないですが、最低10億は欲しいところで、中には30億や50億欲しいと言われることもあります。
規模が小さいと廃止(償還)ということもあり得ますし、運用コストを下げられなかったりもします。
「3地域均等型」の純資産は右肩上がりに伸びているため、今は償還のリスクはないと思いますが・・・。
比べて、「オール・カントリー」は180.78億円と十分な純資産です。
筆者は、余計な心配もしたくなかったので「オール・カントリー」にしました。

⑤ まとめ

ここまで書いたようにeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は非常に優秀なインデックスファンドであり、迷ったらおすすめできるファンドの1つです。
1地域に依存しないため、安定的な成果が期待できます。
積立NISA始め、長期的に資産形成を目指す場合、いい選択肢となることと思います。

それでは。